Kickstarter で注文した OpenCV AI Kit - Lite (OAK-D-Lite) が届いたので遊んでみました。
OAK-D-Lite とは
3つのレンズを持つ小さなカメラです。
中央のレンズがカラー映像用 (4K, Sony IMX214) で、左右がモノクロ画像用 (OmniVision OV7251)。
左右のカメラ(ステレオカメラ)の視差データから対象物の深度(奥行き)を測れます。カメラ内には Intel® Movidius™ Myriad™ X VPUチップが内蔵されていて、ニューラルネットワークの推論ができます。組み込み空間プラットフォームである DepthAI エコシステムの一部を構成するハードウェアです。
遊び方
Python3 がセットアップ済みならば、カメラを接続して、OpenAIのGitリポジトリをクローンするだけですぐにカメラの機能を試すことができます。
実行するコマンドはこれだけ:
git clone https://github.com/luxonis/depthai.git
cd depthai
python install_requirements.py
python depthai_demo.py
深度表示:
tiny-yolo-v3による物体検出
ここまで一切コーディングはしてませんが、いきなりこれだけのことができてしまいます。
その他のデモプログラムで遊ぶ
さらに、depthai-experiments をクローンすれば、以下のようなデモプログラムで遊べます。
基本的には、デモプログラムが格納されているディレクトリに移動して、python main.py
もしくは python main.py -cam
で起動するものばかりなのでとってもお手軽に試せます。
デモ内容の紹介ページ では実際にデモを動作させた際の画像や動画が豊富に公開されていますのでぜひこちらもご参照ください。
自分でもプログラムを作ってみる
上で実行した main.py のソースコードを見てみると、どれも結構短いコードで実現されていることがわかります。なので自分でプログラム書くハードルも結構低いです。
ということで、次回からは DepthAI を利用したプログラムを組んでみたいと思います。
お題は、深度情報を利用したバーチャル背景合成を行うです。